屋根の葺き替え工事

屋根葺き替え工事とは

屋根の葺き替え工事(ヤネノフキカエコウジ) とは、瓦や金属板など、既存のものを撤去して、新しい屋根材で葺き替えること。 屋根の破損・劣化の状態によって、「一部屋根葺き替え」と「全面屋根葺き替え」の2種類がある。素材によって差はあるが、大まかな目安として、日本瓦で25年~30年、スレート(コロニアル)で10年~15年、カラートタンで6~10年といわれている。同時に、雨樋の塗り替えや交換も行うのが一般的だ。

屋根葺き替え工事の種類

リッジウェイ 5000~6500円〜/㎡

コロニアル 5000~7000円~/㎡

セメント瓦 8,000円~/㎡

ガルバリウム鋼板 10,000円~/㎡

日本瓦 12,000円~/㎡

銅板 20,000円~/㎡

リッジウェイ葺き増し

屋根材の中に旭ファイバーグラスで生産されているリッジウェイというものがあります。シングル材とも呼びます。既存の屋根素材の上に増す形の施工が一般的です。世界中で使用されていて、人気の屋根材アスファルトシングルのリッジウェイは、ランダムに粒状彩色石を塗布した色合で、欧米風のモダン住宅や、和風のお宅の屋根にマッチします。とてもデザイン性に優れている屋根材で、軽量なのに耐久性にも優れています。

・メリット

基本的に既存の屋根材の上に葺き増す形の施工法になるので、廃材が出ルことがないのが特徴です。軽量で、耐久性もあり、一番は製品の価格が他の材料に比べて安い事です。費用を気にされている方には、九州住宅設備で一番お勧めしている施工法です。

・デメリット

デメリットは表面の石や砂が施工中にボロボロと落ちてきます。 ある程度、落ちたら、落ちなくなり、製品上は問題ないのですがたまに気にされる方もいらっしゃいます。 また、リッジウェイのデザイン性は好みがわかれるケースが多いようです。

コロニアル葺き替え

コロニアルと呼ばれるセメントと繊維でできた厚さ約5mmの板状の屋根材を使った葺き替え工事です。元はケイミュー株式会社(旧クボタ松下電工外装株式会社)の商品名でした。コロニアルは薄型(化粧)スレート瓦の一種だったのですが、昔のスレート瓦にはアスベストが含まれていたためスレート瓦という名称が忌避されるようになります。また、アスベストが含有されていないスレート瓦(カラーベスト)の販売も始まりました。正確には、カラーベストシリーズの1つにコロニアルという商品群が含まれているのですが、スレート瓦のことを「カラーベスト」「コロニアル」と呼ぶようになりました。

・メリット

コロニアルは、現在最も普及している屋根材です。多くの業者が施工に利用するため、市場原理が働いて概ね技術は向上して費用は安くなります。

・デメリット

強い風や地震、積雪などで割れることがあります。また、コロニアル表面はザラザラしているため、砂やホコリが付着して水分が滞留すればコケやカビが生えてきます。見栄えが悪くなるだけでなく、コロニアル表面の塗装劣化を早めることにもなります。

平成13年以前に家を建てられたのなら、そのコロニアルにはアスベストが必ず含まれています。含有率は10%~25%です。国の基準では一番危険度が低いレベル3なので、一般生活において問題はありませんが、コロニアル撤去を伴う葺き替え工事時には、大きなデメリットがあります。それは国の廃棄物処理法で、撤去方法や廃棄物の運搬方法、近隣への告知義務などが厳しく規定されているからです。アスベスト処理には多額の費用が掛かります。

日本瓦葺き替え

日本瓦は、粘土を焼いて作った瓦の事で、和風住宅の屋根に多くみられる素材です。粘土をそのまま焼いた「素焼き瓦」と、表面に釉薬と呼ばれる薬品を塗った「釉薬瓦」の2種類があります。近年では、洋風住宅や南欧風住宅の人気に伴い、それぞれに合わせたデザインの瓦も製造されているようです。

・メリット

強度、耐久性が高く、50年~100年以上の耐久性を発揮するものもあります。伝統的な日本の住宅に合う形状をしているため、多くの日本人に好まれています。

・デメリット

瓦自体の価格が高いため、一般住宅では銅板瓦に次いで、2番目に葺き替え費用が高額です。瓦自体のメンテナンスは不要ですが、漆喰部分は定期的なチェックと補修が必要です。日本瓦がとても重いため、屋根全体が重くなってしまうので、地震対策には向いていません。

ガルバリウム銅板

ガルバリウムは、金属板に特殊なメッキ加工(アルミニウム55%・亜鉛43.4%・シリコン1.6%のアルミ亜鉛合金)をした素材です。金属なのに錆びにくいという特長を持ち、近年人気がでてきている素材です。金属ならではのデザイン性を生かし、モダンな外観の住宅によく似合う素材です。

・メリット

特殊なメッキのおかげで金属であってもサビに強いため、劣化しにくく耐久性が高いところが、ガルバリウムの最大のメリットです。デザインの種類も多く、表面に塗装をするので、色合いもある程度自由に選ぶことができます。ガルバリウム鋼板は軽いため、耐震性に非常に優れています。

・デメリット

ガルバリウム鋼板は薄い金属板なので、少しの衝撃でもすぐに凹んでしまうことがあります。ガルバリウム自体の葺き替え費用は、スレート瓦とそんなに変わりはありません。しかし、ガルバリウム鋼板には断熱性や防音性が備わっていないため、追加で断熱材工事や防音材工事が必要になり、その分費用が発生して高額になってしまいます。